2017年2月27日月曜日

proxy.pac のデバッグ

 社内から外部へのインターネット接続にプロキシがある場合、経路に応じた通信制御を行うために、PACファイル を作成して、社内であれば直接接続、インターネットの場合はプロキシ経由で接続、という手段をとる場合があります。
その際には、PAC ファイルのデバッグが重要になるため、その環境構築の方法を記載します。


▼用意するもの (Windows の場合)

  • Firefox
  • BlackJumboDog
▼レシピ
  1. BlackJumboxDog の プロキシ - Webサーバ を有効にします(ACLの設定を忘れずに!)


  2. 同じく、Webサーバ を有効にします(ACLの設定を忘れずに!)
    気をつけるポイントとして…
     mime type に pac の application/x-ns-proxy-autoconfig
    が重要です (無くても動作するようですが念のため)




  3. Firefox で Webサーバ に到達できることを確認します
  4. pac ファイルを作成します
  5. pac ファイルを設定します
  6. 動作を確認します
  7. 目的の動作になるように 4~6 を繰り返します
  8. 完成! あとは美味しく食べてもらえるように祈りましょう…
pac ファイルの内容は JavaScript で、書式は findproxyforurl(英語) や、Cisco 、 Technet が参考になります。 
 そのため、alert でメッセージを出しながら確認することが近道なので、有効に使います。Firefoxの場合、ブラウザーコンソールを利用すると、alert メッセージが確認可能です。


 Firefox  で行った理由は、Internet Explorer だと、pac ファイルの読み込みをするためにブラウザのキャッシュ初期化などの手間があることと、aleart のメッセージボックスではなくコンソールでメッセージを確認することができ、視覚性も良いためです。

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