vExperts Advent Calendar 2017 の 12月3日 分の投稿になります。
今回は、最近、なにかと話題になっている UAG (Unified Access Gateway)についてお伝えします。
UAG とは、Unified Access Gateway の略で、バージョン 2.8 までは、Access Point という名称でした。
まずは、現時点で最新のバージョン 3.1 のスクリーンショットを見てみましょう。
Access Gateway という名前から想像できると思いますが、VMware EUC に関わる門番を担っています。
VMware の EUC と言えば、Horizon (View) です。
Horizon の最新メジャーバージョンの 7 では Connection Server の Reverse Proxy として、従来の Security Server だけではなく、UAG (当時はAP) が利用できるようになりました。
Security Server について少し言及しますと、DMZ に設置する Connection Server の Proxy ですが、Windows Server ですので、企業によってはセキュリティの懸念が考えられます。その点、UAG は Linux ベースですので、よりセキュアに利用できると思います。
UAG は VMware カスタマイズの OVA 形式で提供される性質上、vSphere が必要であるという難点がありますが、既に構築済みの Security Server 以外の Windows ライセンスは不要ですし、UAG のインストールは OVA の展開のみですぐ実施され、設定値のエクスポート・インポート機能によってセットアップも素早く行えるため、次世代の Gateway として活用できるのではないでしょうか。
重要な部分は、そういったセットアップ等のプラットフォームとしての利点ではなく、UAG は Workspace ONE として必要な AirWatch の VMware Tunnel や Content Gateway 等も機能を有しているため、Security Server の代替えだけではなく、企業として必要な VMware に関する Gateway (リバースプロキシ) を構成することができるため、これから Workspace ONE として、Digital Workspace を検討される場合に、よきパートナーとなってくれる存在になるでしょう。
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