2015年12月1日火曜日

Horizon による アプリケーションライフサイクル管理

vExperts Advent Calendar の一発目です!

EUC ということで!

Horizon 6 のホワイトペーパー に記載されている、現状の VMware における、EUC 分野の製品についてまとめてみます。


まず、ホワイトペーパーに記載されている製品は以下の通りです。(記載順のまま)

User Environment Manager
App Volumes
Mirage
ThinApp
Identity Manager (旧 Workspace Portal)
vRealize Operations for Horizon

次に、それぞれについて、少し掘り下げます。

1, User Environment Manager

以前にも掲載 しましたように、以下の通りです。
  • ユーザー環境の管理の統合および簡素化
  • エンタープライズ クラスのユーザー管理
  • 一貫したカスタム環境
という機能性を持ち、デバイスや場所を問わず、エンド ユーザーごとにカスタマイズ可能なエンタープライズ クラスのユーザー管理を実現できるようになります。
UEM は、どのような利用環境でも、ユーザ環境の管理を統合して管理、その上で、一貫したグループポリシーのような設定が可能になります。

2, App Volumes

こちらも 以前に掲載 しましたように、以下の通りです。
App Volumes Agent により、 OS と アプリケーションを分離 することによって、Horizon View 環境下において、アプリケーション配信に変革をもたらしました。
この AppStack の実態は vmdk ファイルで、 App Volumes を管理する App Volumes Manager によって、ADの要素の範囲で、対象のマシンやユーザ単位によって割り当てることが可能です。
 App Voluems は、View 環境下において アプリケーション = デスクトッププール だった現状を改善できるようになった救世主です。

3, Mirage

Windows を“レイヤー”として管理することで、ユーザデータを維持したまま、イメージの管理 や 障害耐性の向上、OSの移行が可能になります。

4, ThinApp

Windows アプリケーションを単一の exe ファイルにすることでOSから分離されるため、アプリケーションの競合の排除や、複数端末への配信を容易にします。

5, Identity Manager (旧 Workspace Portal)

ログインした単一の Web ページ内で、それぞれのユーザが利用可能なアプリケーションが表示され、利用したいアプリケーションを好きなタイミングで利用可能にできます。

6, vRealize Operations for Horizon

Horizon 環境や、Xen App 環境を可視化して容易に管理が可能になります。


今回は各製品の紹介を簡単に行いました。
これらを用いて、Horizon View 環境におけるアプリケーションのライフサイクル管理が柔軟に行えるようになると思います。


実は、Advent Calendar の担当が複数回ありますので、その中で User Environment Manager と App Volumes に関して少し言及したいと思います。

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